2024年の活動を振り返って

2024年も名古屋昭和交響楽団へのご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございました。
本年は2019年に活動を開始してから5年目という節目を迎え、これまでの歩みを振り返りつつ、新たな挑戦に満ちた一年となりました。

3月3日:第5回定期演奏会 東海市特別公演

「The Future to come, Feast of Orchestra」と題し、ジョン・ウィリアムズの「スターウォーズ トリロジー組曲」とドヴォルザークの交響曲第8番を演奏しました。本公演は、名古屋昭和交響楽団にとって初めて東海市芸術劇場という大ホールでの開催となり、新たな挑戦として大きな節目を迎えました。竹本泰蔵先生の情熱的な指揮、平光真彌先生の卓越した演奏技術に支えられ、ホール全体に響き渡る壮大な音楽をお届けすることができました。
会場の皆さまと共に創り上げたこの特別なひとときは、楽団のさらなる成長を象徴するものとなりました。

地域とのつながりを大切に

5月12日には昭和文化小劇場との連携公演に出演し、8月4日には第1回室内楽演奏会を開催しました。小規模な編成ならではのアンサンブルの魅力をお届けし、多くの方々に喜んでいただけました。また、11月には昭徳会駒方寮感謝祭や葵小学校でのファミリーコンサートにも参加し、音楽を通じた地域交流を深めました。

11月24日:葵小学校ファミリーコンサート
11月24日に名古屋市立葵小学校で開催したファミリーコンサートは、子どもから大人まで幅広い世代に音楽を楽しんでいただける温かい時間となりました。このコンサートではクラシック曲に加え、子どもたちにも親しみのある映画音楽やアニメの楽曲を中心に演奏。楽器紹介コーナーでは各楽器の音色や仕組みを紹介し、子どもたちからは「どうやって音を出しているの?」といった興味深い質問が飛び交いました。

さらに、指揮者体験コーナーでは、子どもたちが指揮台に立ち、名古屋昭和交響楽団を指揮する貴重な体験ができました。目を輝かせながら一生懸命指揮をする姿に会場全体が笑顔に包まれました。音楽を通じて心がひとつになる感動的な瞬間が生まれました。

地域の皆さまとともに音楽を楽しむこのような取り組みは、楽団の活動理念を体現するものです。葵小学校の先生方や保護者の皆さま、そして参加してくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。

9月1日:第4回サマーコンサート

恒例となったサマーコンサートは、「親しみやすさ」をテーマに、多彩なプログラムで幅広い世代に楽しんでいただける内容となりました。今年は昭和オケと同じく昭和文化小劇場を拠点に活動する「子どもミュージカル劇団show-Wa!」の皆さんとの共演を実現。劇団の皆さんが披露したパフォーマンスにオーケストラの生演奏が加わり、より一層の感動を生み出しました。

また、観客参加型の指揮者体験コーナーでは、子どもたちがオーケストラを指揮する貴重な機会を楽しみ、保護者の皆さまからも温かい拍手が送られました。

クラシックや映画音楽、ミュージカルの名曲など親しみやすい楽曲の数々は、会場に集まった皆さまの笑顔を引き出し、終始和やかな雰囲気に包まれました。

今回のサマーコンサートは、子どもたちと音楽を通じて心をつなぐ素晴らしい機会となり、地域の皆さまとともに過ごす大切な時間となりました。

2024年の活動を振り返って

2024年は、5周年を迎えた特別な一年として、多くの方々に支えられながら一歩一歩進むことができました。これまでの経験を糧に、音楽を通じた社会貢献をさらに進めていきたいと思います。てご支援くださる皆さまに心より感謝申し上げます。

来たる2025年に向けて

2025年はさらなる飛躍を目指す年となります。まずは3月30日(日)、第6回定期演奏会を開催予定です。今回は「語り継がれる愛と冒険の調べ-オーケストラが奏でるストーリー」と題し、以下のプログラムをお届けします。

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」 Op.35
久石 譲:「千と千尋の神隠し」組曲
クロード=ミッシェル・シェーンベルク:「レ・ミゼラブル」組曲

本公演では、竹本泰蔵先生の情熱的な指揮と平光真彌先生の卓越した演奏を迎え、名曲の数々を東海市芸術劇場 大ホールでお届けします。それぞれの楽曲が紡ぐ愛と冒険の物語を、ぜひ生演奏でご体感ください。

2025年も名古屋昭和交響楽団は地域に愛されるオーケストラを目指して邁進してまいります。どうぞ温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。